夕外れ / Twilight Lost

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桜が散るのを恐れて人はきっと
永遠を求めて絵でも描いたんだ

あの日の会話をいつでも覚えている
終わらない回想、構想、的外れ
それでも貴方の言葉は嘘の様に
今日も綺麗だった

朝と夜が入れ替わる 言も出ぬままに過ぎる
想えば想うほど貴方は遠くに征くから
もういいんだよ

紅葉が散るのが惜しくて人はきっと
永遠にするため歌を書いたんだ

あの日の手紙をいつでも思い出すんだ
埋まらない空白、月不見、夕外れ
それでも貴方の言葉は夢の様に
今日も綺麗だった

夜と朝を入れ替える 事も得ぬままに消える
思えば遠い日々 貴方の進んで行く道に
私はいない

朝と夜の狭間に差す いつかのあの月明かり
貴方は私の詩に 嗚呼
君は僕の歌になってゆく

浅く残った思い出や 心は勿忘と落ちる
僕が上ばかり見ていても 君が幸せなら
それでいいんだよ