零の色 / Color of Zero

Vocal：初音ミク
Others：沈黙P

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【歌詞】

この風にいつまでも吹かれていたいのに
最果てにどこまでも乞い焦がれていた
この色をいつまでも描いていたいのに
終わりを願っていた
散る儚さを

仰いだ青が咲く桜が僕を咲わせようとするので
往き場も泣く雪融けるやうに気持ち持ち帰り行く

言いたいことなど高が知れてるさ
それでもどうして描き足りないんだ
残り何度と馳せる目に注ぐ
こんな場所で死ねたらと

この空にいつまでも見とれていたいのに
去る果てはどこまでも空だけだった
この夢にいつまでも溺れていたいのに
終わりを望んでいた
尽く幻を

夕暮れ憂が疾く時の音　僕は現　鬱へと移ろい
切り裂く明日霧覆うやうに夜は灯と一人きり

生きたいわけなどとうに知ってるさ
それでもどうして生き苦しいんだ
残り幾日、数ふ目に映る
この世界と謂う夢が

言えないからこそ僕は綴るんだ
どこまでいっても止められないんだ
残りの命、あと何度此処で
この景色を

生きている意味など何もいらないよ
こんなにきれいな夢がここにある
僕を染めてくそれは零の色
未完の詩を終えるように

発表：2020/04/08